イメージトレーニングでは何をイメージするのか?
イメージトレーニング(イメトレ)と言っても、何をどうイメージすればいいのか、あいまいなアスリートは多いと思います。
そこで参考にしていただきたいのが、Holmes and Collins(2001)が提唱したPETTLEPモデルです。
以下の7項目をイメージすることで、競技パフォーマンスを向上させます。
Physical(身体的特徴)
Environment(環境)
Task(課題)
Timing(タイミング)
Learning(学習)
Emotion(感情)
Perspective(視点)
1つずつ解説していきます。
Physical(身体的特徴)
ウェアなども含めた身体的特徴で、例えば水泳選手なら、本番で着用する水着を着て、スタート台に立ち、飛び込む構えを取る、などです。
Environment(環境)
できるだけ本番に近い環境を整えイメージする。可能なら実際の試合会場、さらには、実際に競技をする場所でイメトレができると最高です。
Task(課題)
自分のスキルレベルに合ったイメージをする。例えば野球選手なら、ホームランバッターでもないのに、ホームランを打つイメージをしても意味がありません。今の自分に適した課題をイメージしましょう。
Timing(タイミング)
競技における実際の運動スピードと、イメージの中での運動スピードについて検討する。
例えば野球選手のバッティングで、相手投手の球速が140㎞なら、イメトレでも140㎞の球速をイメージするのか、またはスローモーションでイメージし、自分の軸足やステップ、バットの軌道など、細部を意識するのか、どちらのイメトレをするのか検討するということです。
Learning(学習)
実際の練習などを経て、上達した自分をイメージの中の自分にも反映させ、常にアップデートしていきます。
Emotion(感情)
特定の場面で抱くであろ感情をイメージします。さらに、その場面で理想の精神状態にもっていけるようにトレーニングする。
例えば、サッカーでのPK場面をイメージしたとき、ものすごいプレッシャーを感じ、緊張感を抱くと思います。そういった感情を打ち消すのではなく、しっかり受け取った上で、自分の最高のパフォーマンスをどうやって出すかをイメトレするのがいいでしょう。
Perspective(視点)
イメトレをする際、「内的イメージ」か「外的イメージ」かを選択する。
「内的イメージ」は自分の視線で見ているようにイメージするもので、「外的イメージ」は自分をもう一人の自分が見ているようにイメージするものです。
一般的に内的イメージは、実際の競技に近い肉体感覚を得ることができ、外的イメージはスキル習得に効果があると言われています。
以上、PETTLEPモデルを紹介しました。
イメトレの質を上げるためにも、是非、このPETTLEPモデルを参考にしてみてください。


