アスリートとのコーチングにおける沈黙の価値
一般的に、スポーツ選手には瞬発力や即応性が求められます。時々刻々と状況が変わる試合の流れに、瞬時に適応していく必要があるからです。
スポーツ選手というだけで、リズムよくハキハキと話す会話や、打てば響くような反応が期待されることも多いと思います。特に監督やコーチの問いかけや指示に対し瞬時に反応し、指導者のイメージ通りに行動できる選手が「いい選手」となることが多いようです。
これはこれで必要なことでしょう。限られた試合時間、練習時間の中で結果を出していくためには、このような「瞬発性」のコミュニケーションが必要だからです。
だから、「瞬発性」のコミュニケーションでは「沈黙」は忌避されるものであり、沈黙が多い選手は「何を考えているかわかない」「選手として扱いにくい」となることが多いのではないでしょうか。
しかし、目標達成コーチングでは、「沈黙」はむしろ歓迎するべきものとして捉えています。いろいろ考えているからこそ、沈黙が必要なのであり、その時間は深く深く自分の中に没入していたり、未来の理想的な自分の姿に思いを馳せていたり、普段考えないことを考えてもらうからこそ、沈黙はむしろ必要な時間なのです。
目標達成コーチングでは、アスリートの「沈黙」に価値を置き、「沈黙」をクライアントと共有することを大切にしています。


